2009年07月09日

監督、犬好きなの?「HACHI 約束の物語」

 リチャード・ギアが「HACHI 約束の物語」のキャンペーンで来日して、渋谷のハチ公とご対面したそうだ。あんなに混雑するところで、よくもまあイベントを結構したもんだと驚いてはみたものの、映画自体にはさして興味もないからスルーしようと思ったら、監督の名前が目に入ってしまった。

 ラッセ・ハルストレム監督。そうなのかぁ。あの「サイダーハウス・ルール」の、いや「ショコラ」の監督さんだ。いや、この〈あの〉の使い方は間違ってるかもしれない。あの「ギルバート・グレイブ」の監督さんと紹介したほうが説得力があるかもしれない。主演がジョニー・デップで、障害を抱えた弟役に、子役としては充分すぎるほどの実力を示してくれたレオナルド・ディカプリオ。そうなのだ、いまあげた3つの映画をみるだけで、非常に個性的な感性で、かつ非常に職人的な才能をもつベテラン映画作家である事は充分分かってもらえるだろう。

 いや、やっぱり、〈あの〉の付け所を間違えている気がする。これは僕的に感じることだけれども。僕にとっては、あの「マイライフ・アズ・ア・ドッグ」の監督作品という事が重要なのだ。この作品が長編6作目だったそうだが、日本に紹介されたのは、これが初だったと思う。日比谷にあるシャンテ・シネで見たはずだ。当時はスウェーデンの監督はベルイマンぐらいしか思いつかず、珍しい存在だった。作品も監督の個性なのか、スウェーデンという風土によるものなのか、よくは分からないが、ストーリーも登場人物たちの性格も独特な味わいがあった。

 この映画の主人公の少年の、きらきらとした屈託のない性格は「ギルバート・グレイブ」の弟に引き継がれている。この映画にも犬が重要なモチーフで登場する。ソビエトの衛星の乗せられて宇宙の彼方に消えてしまったライカ犬のエピソードが、それだ。少年は、このかわいそうな犬を引き合いに出して、「彼よりは僕は哀れじゃないだろう」と自分の置かれた境遇を納得しようとするところが、非常に印象的だった。

 そうなのだ。ハルストレム監督は、その後ハリウッドに招待されて、米国で映画を撮るようになっていた。そして僕からすると、またしても犬の映画を撮ることになった。犬が好きなんだろうか?そうだろう、そうですよね、監督さん。急に観たい映画に昇格した。ツンカンだ!
posted by アスラン at 12:49| 東京 晴れ| Comment(0) | TrackBack(0) | ツンカン!(あっ、あれ観たい) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年07月08日

レンタル100選100円(2009年)

 TSUTAYAがこの夏のキャンペーンで、洋画の名作DVD100本を1本100円(原則として7泊8日)でレンタルさせてくれるそうだ。しかも、このキャンペーン。なんと出版社が毎年行っている〈夏の文庫フェア〉にちなんで100冊ならぬ100本の名作を選んでレンタルしようというものだ。文庫フェアに毎年過敏に反応してしまう僕としては、この企画に思わず「のった!」と声をあげてしまおうと思う。

 TSUTAYAのサイトで100本のラインナップを確認した。調べると、56本はなんとか観ている。何本かはテレビでしか観てないし、テレビで見かけたものでもストーリーをうろ覚えのものは除いた。
その上で、〈記憶の映画〉的ランキングを施すと以下のようになりました。参考にならないかもしれませんが、極私的ラインナップです。

[レンタル100選限定のベストテン]
インディ・ジョーンズ レイダース 失われたアーク
激突!スペシャル・エディション
サウンド オブ ミュージック
ショーシャンクの空に
十二人の怒れる男
タクシードライバー
天国から来たチャンピオン
プリシラ
オール アバウト マイ マザー
風と共に去りぬ


 あくまで100本の中で、僕がベストだと、というよりベターだと思った10本。もちろんマイ・フェイバリットな映画ばかりだ。

[記憶の映画モアベター]
エリン・ブロコビッチ コレクターズ・エディション
クレイマー・クレイマー コレクターズ・エディション
ゴッドファーザー<デジタル・リストア版>
スティング スペシャル・エディション
ニュー シネマ パラダイス 
バック・トゥ・ザ・フューチャー
燃えよドラゴン〜ディレクターズカット スペシャル・エディション
明日に向って撃て!〈特別編〉
ギルバート グレイプ
シックス・センス
初恋のきた道
ラブ・アクチュアリー


 自信をもってオススメできる12本。

[悪くない]

ガタカ
スタンド・バイ・ミー
素晴らしき哉、人生!
SMOKE
ダイ・ハード
25年目のキス
羊たちの沈黙 特別編
フェイス/オフ
マディソン郡の橋 デジタルリマスター版
ライフ イズ ビューティフル
レオン
ローマの休日
アイ・アム・サム
アメリ
カッコーの巣の上で
CUBE ファイナル・エディション
死ぬまでにしたい10のこと
ショコラ
トゥルーマン・ショー
ノッティングヒルの恋人
ファイト・クラブ
フォレスト・ガンプ 一期一会
ブリジット・ジョーンズの日記
ブレードランナー
マトリックス 特別版
メリーに首ったけ
ロード・オブ・ザ・リング
キューティ ブロンド
コヨーテ・アグリー
猟奇的な彼女

 どれも悪くないです。夏に観るなら、どれ観ても楽しめるはず。

[オススメできません]
セブン
プライベート・ライアン
ダンサー・イン・ザ・ダーク
スター・ウォーズ エピソード〜新たなる希望


 個人的な意見ですが、どれも嫌いです。理由を書くと、この4本だけで書ききれないほど書けるので、あくまで個人的な好みと思ってください。監督さんの良し悪しとも別次元です。
posted by アスラン at 12:59| 東京 雨| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年06月30日

少林少女(2008年,日本)

 DVDレコーダーに録画してある映画やドラマをどんどん見ないと、次々と来る新しいコンテンツに追いつかない。いつかレンタルビデオで借りてやると、子供の「アンパンマン」や「プリキュア」や「ポケモン」の棚を物色するたびに思案に暮れていた「エヴァンゲリオン・序」もついに地上派で放映されてしまう。借りずに済んだが、昔のテレビシリーズ一挙放映を含めて録画スペースを確保しなければならない。

 映画だけで35時間ぐらいスペースを撮っているので、とにかく見たら消せるヤツを早送りしてでも見てやらねば。そうして「ダヴィンチ・コード」が一丁あがりで、次のねらい目が「少林少女」だ。いきなりオープニングが中国の少林寺本山のようなところから始まって、日本からの修行者・凜(柴崎コウ)が日本に戻るところでタイトルバックが始まるのだが、これがなかなかCGを駆使したせいか、やたらと長いオープニングだ。ここらへんを一気に飛ばそうと思っていた僕としては、ちゃんと見なくてはとなかなか早送りしにくい。そのせいで、子供が風呂から出てきてしまったじゃないか。あとは子供が寝てからだ。

 などと紆余曲折ありながら、なんとか見終わった。あぁ、結構いい加減な出来だなぁ。「踊る大捜査線」の本広克行監督なんだけどなぁ。脚本の問題なんだろうか。ストーリーも中身も、一世を風靡したチャウ・シンチー流のカンフー・エンターテインメントをそのまま日本に移植した、いわば「二匹目のドジョウ」を狙った映画なんだ。それがまずいというわけではもちろんない。昔から「二匹目のドジョウ」タイプの映画は山ほど作られてきたし、その中で面白い映画だってなかったわけじゃない。ただし、やっぱりどこかパクリだけあってB級映画のいかがわしさが漂っているものだ。

 ところが、この映画に関する限り、そういう「いかがわしさ」は感じられない。それはかなり本格的にカンフーアクションをいただいてきているからで、当然ながら演技指導や特撮などは香港の本場のスタッフによるものだろう。それに様々なSFXやCGが取り入れられているのは、もうB級などという言葉が口幅ったいほどの豪華な制作費によるところが大きい。

 そこに柴崎コウという逸材を投入すれば、それなりに見られるエンターテイメントが出来てしまう。だから面白いはずなんだけれど、残念ながら映像はなかなかに凄いが、物語自体はテレビサイズのお手軽さが充満している。

 なんでお師匠を殺しておきながら、最後に和解した仲村トオルは凜たちの試合を応援しに来られるんだよ〜。同じ監督の「スペーストラベラーズ(2000年)」だって、こんないいかげんじゃなかったのに。

 あっ、書き忘れてたけど、実はそれなりに面白かったんだよ、テレビで見ると。やっぱり映画館で観るのとテレビで見るのとでは評価の基準が異なるのは致し方ない。気楽にゴロッと寝転がりながら見る分には、この程度のコメディでも楽しめる。それになんと言っても、柴崎コウ好きだし。
posted by アスラン at 13:02| 東京 曇り| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画(2000年〜現在) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年06月25日

映画評(タイトル順)

[index]
− −
− −
− −
− −
− −


−ア−

I love ペッカー
I want you
あ、春
あした
あの、夏の日とんでろじいさん
あんなに愛しあったのに
アイズ・ワイド・シャット
アドレナリン・ドライブ
アナザー・デイ・イン・ザ・パラダイス
アムス・シベリア
アルマゲドン
愛を乞うひと

−イ−

E.T.
いつか晴れた日に
イフ・オンリー
イル・ポスティーノ
インディアナポリスの夏

−ウ−

うなぎ
ウェイクアップ!ネッド
ウェディング・シンガー
運動靴と赤い金魚

−エ−

エリザベス
エントラップメント
永遠と一日

−オ−

オープン・ユア・アイズ
女相続人
大阪物語
踊れトスカーナ!
女と女と井戸の中

−カ−


カラー・オブ・ハート
カラオケ
カルメン
カルラの歌
家族の肖像

輝きの海
ガープの世界
ガールズナイト
ガッジョ・ディーロ
ガメラ 大怪獣空中決戦
ガメラ3・邪神<イリス>覚醒
学校の怪談4
風の丘を越えて

−キ−


CURE
危険な情事
奇蹟の輝き
菊次郎の夏
金融腐食列島呪縛
君さえいれば/金枝玉葉
キャリー
CUBE

−ク−


Queen Victoria/至上の愛
クンドゥン
クジャク
グッドナイト・ムーン
グッバイ・モロッコ
グロリア
黒猫・白猫

−ケ−


汚れた血

−コ−


こうのとりたちずさんで
コキーユ貝殻
交渉人
恋に落ちたシェークスピア
恋は嵐のように
ゴールデンボーイ


−サ−

サイモン・バーチ
櫻の園
39−刑法第19条

−シ−

6デイズ7ナイツ
シックス・センス
シャイン
シン・レッド・ライン
シンプル・プラン
シューティング・スター
12人の優しい日本人
ジョー・ブラックをよろしく
少林少女(2008年,日本)


−ス−

スカートの翼ひろげて
スクープ・悪意の不在
スターウォーズエピソード1ファントム・メナス(吹き替え版)
スネーク・アイズ
スモーク・シグナルズ
スライディング・ドア

−セ−

1000年刻みの古時計
17/セブンティーン
セレブリティ
セレブレーション
セントラル・ステーション
世界中がアイ・ラヴ・ユー

−ソ−


−タ−

たどんとちくわ
タンゴ
逮捕しちゃうぞthe MOVIE
ダウン・バイ・ロー
ダ・ヴィンチ・コード(2006年,米)

−チ−

血の婚礼
中国の鳥人

−ツ−

800 TWO LAP RUNNERS

−テ−

鉄道員(ぽっぽや)
天国の日々
天使に見捨てられた夜
天使の涙
ディープ・インパクト

−ト−

ときめきに死す
トゥエンティフォー・セブン
冬冬の夏休み

−ナ−

ナインハーフ

−ニ−

25年目のキス
ニノの空
ニンゲン合格

−ヌ−


−ネ−


−ノ−

のど自慢
ノーバディ・フール
ノッティングヒルの恋人

−ハ−

HANA-BI
ハイ・アート
ハムナプトラ失われた砂漠の都
初恋
八月のクリスマス
鳩の翼
BAR(バール)に灯ともる頃
バウンスkoGALS
バウンド
バジル
バタフライ・キス
バッファロー'66
パルプ・フィクション

−ヒ−

ひみつの花園
秘密
ピンク・フラミンゴ
ふたり

−フ−

フェアリーテイル
フル・モンティ
フレンチ・カンカン
フレンチ・キッス
ブラス!
ブレイド
ヴァージン・フライト
豚の報い
プラクティカル・マジック
プリンス・オブ・エジプト

−ヘ−

ベルリン・天使の詩
ペイバック
ペレ

−ホ−

Hole
ホーホケキョ・となりの山田くん
ホーム・アローン
微笑みをもう一度
ボクらはいつも恋してる!金枝玉葉2
ポーラX
ポンヌフの恋人

−マ−

マーサ・ミーツ・ボーイズ
マイ・ネーム・イズ・ジョー
マカロニ
マッドマックス
マディソン郡の橋
マトリックス
幻の光

−ミ−


−ム−

ムービー・デイズ
ムーンライト・ドライブ
ムトゥ・踊るマハラジャ

−メ−

メイド・イン・ホンコン
メッセージ・イン・ア・ボトル
メッセンジャー
夫婦善哉

−モ−

もういちど逢いたくて星月童話
モンタナの風に吹かれて

−ヤ−


−ユ−

Uターン
ユー・ガット・メール
ユリシーズの瞳

−ヨ−


−ラ−

ラ・ファミリア
ライフ・イズ・ビューティフル
ラウンダーズ
ラスト・エンペラー
ラブレター
ラン・ローラ・ラン

−リ−

りんご
リーサル・ウェポン
リトル・ブッダ
リトル・ヴォイス
リトルシティ 恋人たちの選択

−ル−

ル・バル

−レ−

レ・ミゼラブル
レオン
レッド・バイオリン

−ロ−

RONIN
ローマの休日
ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ
ロリータ

−ワ−

ワン・ナイト・スタンド
ワンダフルライフ
私をスキーに連れてって

−ン−

posted by アスラン at 02:43| 東京 曇り| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画インデックス(タイトル) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年06月22日

ダ・ヴィンチ・コード(2009/6/20)

 ダン・ブラウン原作の「天使と悪魔」が映画化され、再びロバート・ラングトン役にトム・ハンクスが起用されて公開された。それに合わせるように第1作目の「ダ・ヴィンチ・コード」がテレビ放映されたので、さっそくDVDレコーダーに録画しておいた。かといって、すぐに見たくなるというほどの映画でないこともわかっているから、寝かせておいた。

 原作は2度ほど読んで、そのミステリーツアーに参加するかのようなお手軽さはよく分かっている。でも最近古本屋の105円コーナーで「天使と悪魔」上中下3巻で315円という破格のセットを購入して、なんとしてでも映画公開中に読んでしまおうと張り切って読破してしまった。なんといっても映画にあわせて増刷された文庫が書店で平積みされるのを見て、さらには電車の中でOLが明らかに新品を買って読んでいるのを見るにつけ、315円で読み切る事の優越感に浸ろうと、うきうきしながらあっという間に読み切ってしまった。その内容はと言えば、原作では第2作目である「ダ・ヴィンチ・コード」同様のお手軽ミステリーツアーそのものだった。

 この勢いで映画「ダ・ヴィンチ・コード」も観てしまおうとDVDレコーダーを再生した。だけどちょっとだけズルして早送り再生をところどころ駆使しながらの視聴だったのは作り手に申し訳ないところだ。

 ロン・ハワード監督殿。「アポロ13号」と作り上げた手並みは当時、感心はしたけれど、でもこれってドキュメンタリー映画を観た方が何倍も感動できるよなぁと思った事も確かでした。そして「ダ・ヴィンチ・コード」。これって原作読んでない人が楽しめる映画なんだろうか?そんな素朴な疑問が沸いてしまった。原作も見事に二日たらずでフランスとロンドンの名所巡りを強行し、その上で数千年におよぶ歴史ミステリーを一気に解いてしまうところが、さきほどから繰り返し協調している「お手軽な醍醐味」なのだけれど、それを映画ではさらに端折っている。

 端折り方の手際は、さすがに職人ハワードと拍手してもいいんだけれど、それにしても肝心のダ・ヴィンチの謎はなんとなく「そうだったのか」と分かる程度には説明しているとは言え、ルーブル美術館で殺された館長ソニエールが孫娘のソフィーとラングトン教授に残した謎の方は、得体の知れないCGが駆使されて、あたかも「探偵ガリレオ」の頭の中を実体化した数式のイリュージョンが飛び交うように過去と現在を飛び越えたイメージが現実と二重写しになるだけで、あれよあれよと解かれていってしまう。でも、どう考えても映画館で気楽に観ている観客はついていけないような気がする。

 それに、このいきなり名所めぐりしてラングドンやソフィーが考え出すと、かつてのテンプル騎士団や十字軍の光景が再生される映像が、なんともイメージとしては陳腐で興ざめだ。そんなにCGを駆使してしまったならば、もう頭で考える必要などないではないか。原作も確かにお手軽ではあったけれど、映画はさらにその上をいって「怠惰」を観客に無理強いすると言ってもいいのではないか。

 ところで、シリーズ第2作となった「天使と悪魔」についてピーコが語っているのをどこかで読んだが、ラングドン教授をトム・ハンクスというのはミス・キャストだと書いていた。トム・ハンクスだと年寄りくさい。もっとマッチョタイプのはずだと言うのだが、そうだろうか。ホントに原作読んだのかな。僕はハンクスは適役だと思った。ラングドンは冒険的にも女性の事についても臆病なよわっちい探偵だ。そこのユーモラスなところをハンクスはよくおさえていて好感が持てた。
posted by アスラン at 19:41| 東京 雨| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画(2000年〜現在) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年06月21日

6月中にチネチッタで観られる映画からチョイス!

 川崎のチネチッタでのみ使える鑑賞券が余ったので「行きませんか?」と会社の同僚が、川崎在住の同僚に券を2枚持ってきた。厳しい事に今月(6月)いっぱいまでが有効期限なのだそうだ。しかも平日のみ。日曜と祝日は使えないし、特別興行の際も対象外だ。

 鹿島田に済んでいるその同僚は僕の映画好きをよく知っているので、「行く?」と声を掛けてきたが、僕はすかさず「行けません」と答えた。独身の頃ならいざ知らず、立川から川崎まで平日は往復し、子供の送りか迎えのいずれかを交互にママと分担している身には、チネチッタで映画なんてことは考えるだけ無駄というものだ。

 それでも、同僚が行きたくなるような映画を探してあげるというお題ならば、ちょっとは楽しめそうだ。オススメの映画を限られた選択肢から選び出すわけだけれど、当然ながら自分が気に入った映画でなければオススメできるわけもない。つまりは自分が観に行きたい映画をチョイスするというわけだ。「行けない」と分かっていてもなんとなく心が浮き立つ。6月中に上映されている、もしくは上映が開始される映画は以下の通りだ。

トランスフォーマー:リベンジ
劔岳 点の記
愛を読むひと
男はつらいよ 寅次郎紅の花
ターミネーター4
スラムドッグ$ミリオネア
レスラー
真夏のオリオン
The Harimaya Bridge はりまや橋
ハゲタカ
お買いもの中毒な私!
ROOKIES 卒業
ラスト・ブラッド
スター・トレック
BABY BABY BABY!
チョコレート・ファイター
60歳のラブレター
天使と悪魔
余命1ヶ月の花嫁
劇場版 天元突破グレンラガン 螺巌篇
名探偵コナン 漆黒の追跡者(チェイサー)
レッドクリフ Part II 未来への最終決戦
ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破 Evangelion: 2.0 You Can (Not) Advance
群青 愛が沈んだ海の色


 なるほど、なかなか映画的にもきびしいチョイスを迫られそうだ。まず、同僚は激しいアクションはNG。血が飛び散ったりするシーンはマックスNGだ。すると、
トランスフォーマー:リベンジ
ターミネーター4
ラスト・ブラッド
チョコレート・ファイター
レッドクリフ Part II 未来への最終決戦

あたりがダメそうだ。
 同僚の好みじゃなさそうなのが、
男はつらいよ 寅次郎紅の花
スラムドッグ$ミリオネア
真夏のオリオン
ハゲタカ
お買いもの中毒な私!
ROOKIES 卒業
BABY BABY BABY!
60歳のラブレター
余命1ヶ月の花嫁
群青 愛が沈んだ海の色


 となると、残った中から僕なりにオススメ順に並べてみると、

愛を読むひと
劔岳 点の記
レスラー
ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破 Evangelion: 2.0 You Can (Not) Advance
余命1ヶ月の花嫁


となった。

 まず「愛を読むひと」。内容もさることながら、あの名作「リトル・ダンサー」を作ったスティーブン・ダルドリー監督の作品だという事がなにより気になる。それとケイト・ウィンスレットが主演ということ。あの「タイタニック」なぞに出てしまったお陰でケチがついてしまうようだが、本当はなかなかいい役者なんだよ。レイフ・ファインズもクレジットされているのも気にかかる。

 「剣岳 点の記」。監督はこれまで撮影監督ひと筋でやってきた木村大作さん。「鉄道員(ぽっぽや)」などを撮っている。先日のめざましテレビでやっていたが、この監督さんはとっても驚かされる事をやってのけている。あまりの険しさに最後まで日本地図上の空欄となっていた剣岳の測量に命がけで挑んだ人びとの実話を描いたのだが、このロケを史実の通りの日程でこなそうとして、順撮りしていったそうだ。これがどんなに過酷か事かは浅野忠信や香川照之などの出演者の言葉からもよく分かる。このかなりの凄まじさが感じられる監督の映画だから、物は試しで観てみたいという気にさせられる。

 「レスラー」は、あのミッキー・ロークがかつての色男ぶりを捨て去って、ふとっちょの元レスラーを演じているところが話題であり、ヴェネチア映画祭の金獅子賞もとってはいるのだけれど、僕としてはそんな事はどうでもいい。監督さんが、今は無きシネ・ヴィヴァンで観た「π」という前衛的な趣向の映画の監督だったダーレン・アロノフスキー。数字に潜む謎に魅入られていく主人公の数学者の姿を描いていたが、そんな監督が金獅子賞をとるような作風に変わってきたのかと思うと断然興味が出てくる。

 「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破」は単純にまだ観ていない「序」から観ておきたいなぁと言う僕の希望がかなり入っている。第2作からでいいのかというと、僕だった第一作「序」を観る前に「破」を観るのは避けたいが、友人には勧めてしまおう。

 最後に「余命1ヶ月の花嫁」。作品自体も原作もまったくの関心はなかったし、今回もまっさきに「好みじゃなさそうな映画リスト」に入れてしまったのだが、たまたま監督の名前を観てちょっとびっくりした。あの「800 TWO LAP RUNNERS」の廣木隆一監督の作品だったのだ。「800」もシナリオにちょっと難があるなぁと思ったけれども、にっかつロマンポルノ時代を経てたたき上げてきた監督さんの作品なので、オススメの一本に差し戻し。
posted by アスラン at 02:37| 東京 曇り| Comment(0) | TrackBack(0) | ツンカン!(あっ、あれ観たい) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする