映画だけで35時間ぐらいスペースを撮っているので、とにかく見たら消せるヤツを早送りしてでも見てやらねば。そうして「ダヴィンチ・コード」が一丁あがりで、次のねらい目が「少林少女」だ。いきなりオープニングが中国の少林寺本山のようなところから始まって、日本からの修行者・凜(柴崎コウ)が日本に戻るところでタイトルバックが始まるのだが、これがなかなかCGを駆使したせいか、やたらと長いオープニングだ。ここらへんを一気に飛ばそうと思っていた僕としては、ちゃんと見なくてはとなかなか早送りしにくい。そのせいで、子供が風呂から出てきてしまったじゃないか。あとは子供が寝てからだ。
などと紆余曲折ありながら、なんとか見終わった。あぁ、結構いい加減な出来だなぁ。「踊る大捜査線」の本広克行監督なんだけどなぁ。脚本の問題なんだろうか。ストーリーも中身も、一世を風靡したチャウ・シンチー流のカンフー・エンターテインメントをそのまま日本に移植した、いわば「二匹目のドジョウ」を狙った映画なんだ。それがまずいというわけではもちろんない。昔から「二匹目のドジョウ」タイプの映画は山ほど作られてきたし、その中で面白い映画だってなかったわけじゃない。ただし、やっぱりどこかパクリだけあってB級映画のいかがわしさが漂っているものだ。
ところが、この映画に関する限り、そういう「いかがわしさ」は感じられない。それはかなり本格的にカンフーアクションをいただいてきているからで、当然ながら演技指導や特撮などは香港の本場のスタッフによるものだろう。それに様々なSFXやCGが取り入れられているのは、もうB級などという言葉が口幅ったいほどの豪華な制作費によるところが大きい。
そこに柴崎コウという逸材を投入すれば、それなりに見られるエンターテイメントが出来てしまう。だから面白いはずなんだけれど、残念ながら映像はなかなかに凄いが、物語自体はテレビサイズのお手軽さが充満している。
なんでお師匠を殺しておきながら、最後に和解した仲村トオルは凜たちの試合を応援しに来られるんだよ〜。同じ監督の「スペーストラベラーズ(2000年)」だって、こんないいかげんじゃなかったのに。
あっ、書き忘れてたけど、実はそれなりに面白かったんだよ、テレビで見ると。やっぱり映画館で観るのとテレビで見るのとでは評価の基準が異なるのは致し方ない。気楽にゴロッと寝転がりながら見る分には、この程度のコメディでも楽しめる。それになんと言っても、柴崎コウ好きだし。
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