2009年08月03日

エヴァの第25話、第26話を、今見ると…。

 先日の土曜日だったか、ようやくテレビシリーズの「エヴァンゲリオン」の一挙放映が終了した。たまたま、深夜まで起きていたので最終日の3本を全部見てしまった。「最後のシ者」の渚カヲルとシンジとの運命的な出会いのシーンが飛び込んできて、その後使徒侵入を示す警告音とともにベートーベンの第9が流れ出す圧倒的な演出が、このシリーズ最高潮の演出であることは、テレビシリーズを通して見たものにとっては周知の事実であろう。そして、その後の第25話と第26話(最終話)が、とんでもない物議を醸したというのも、エヴァファンなら知らぬ人はいない。

 だからこそ、「今回初めて(このテレビシリーズを)見てきた方は、これから大変な事になる」などと、いかにも楽しげにキャイーンの天野が第25話前のナビゲーターとして説明するのに、僕自身も笑いながら「そりゃそうだな」と人ごとのように楽しんでしまった。それくらい、もう僕らにとってエヴァブームは懐かしさを伴って余りある思い出となってしまった。今回、通して見てきて思ったのは、アスカ・ラングレーの「あんたっ、バカ〜」というフレーズが妙にパロディーを見てるかのように感じられる事だ。つまりそれぐらい僕らは「新世紀エヴァンゲリオン」を消費し尽くしてきたということになる。

 そうなるとおかしなもので、あの当時、僕自身も会社の友人から教えてもらって、ようやくすでに終わっていた本放送から春休みだか夏休みになってからの一挙再放送を、訳も分からず熱狂的に見まくった上に、第24話で気持ちが大盛り上がりして、さてあと2話でどんな結末が待ち受けているのか、ワクワクして見たにも関わらず、言わば急に前衛映画の「ガマン比べ」が始まったかのようなラスト2話の落とし方に、呆然としてしまった。さすがに怒りはしなかったが、さてこれで誰一人として「エヴァ」を完結する事ができなかったが故に、永遠に「一つの事件」として心にとどまり続けたことは確かだった。

 その後に、映画館で「もうひとつの第25話、第26話」が作られる事になり、そこに群がり集まった「エヴァを完結することのできなかった人々」は、ふたたび別バージョンのエンディングにも「完結」が訪れないとしって、今度は呆然ではなく呆れてしまった事も、すでに過去の出来事になった。

 そして、新たな「エヴァンゲリヲン」が誕生する事になり、それはそれで僕は楽しみにしているわけだが、今回のテレビシリーズ一挙放映が第2作「破」の公開を記念して地上波に初登場した第一作「序」に合わせて、旧ファンと新たなファンに向けて企画されたわけだから、「序」を見る前にぜひとももう一度見ておこうと、頑張ってきた。

 それも、先回りして第25話、第26話を見て驚いた事に、いまや相当に物議を醸したはずのラスト2話を今見ると、まったくいらだたしくないし、いやもう、これはこれで充分に完成度が高いのではないかと思うくらいに違和感がないのだ。これにはちょっと意外な思いがした。実は、これに先駆けるように「パチンコCRエヴァンゲリオン」の究極の確変画面では、あの最終話の「おめでとう」の呼びかけ画面が登場するらしいのだ。そして、それがなんとも心地よいのは何故かと言うと、もう僕らの中では十分に過去のテレビドラマが消費尽くされ、すべてがいつのまにか「完結」していたからに他ならない。

 そして、ようやく僕は「エヴァンゲリヲン・序」のスタートラインに立つ。
posted by アスラン at 19:40| 東京 ☀| Comment(1) | TrackBack(0) | TVダイアリー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
はじめまして☆
素敵なサイトですね^^応援してますよ♪
Posted by 出会い at 2010年05月26日 10:27
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