2006年02月05日

「トゥー・デイズ」「スポーン」(1998年2月15日(日))

 有楽町スバル座で「トゥー・デイズ」(no.27)を観る。

 何度か見た予告編で前々から観たいと思っていたが期待にたがわぬ出来。

 とにかく10人もの登場人物の設定がおもしろいし、それが一つの殺人事件を契機にして互いにかかわりあっていく偶然の描き方も楽しい。あんまり見事な脚本なので舞台劇なのかと思ったら、脚本兼監督がテレビ作品を手掛けてきた人だった。なるほどスピーディな演出はテレビで鍛えられたものだ。

 ハリウッドの裏側に当るヴァレーで暮す10人の人々。万年4位のオリンピック選手、落ちぶれた映画監督、ピザ屋になった元殺し屋、成り上がりで神経質な若きアートディーラー、そのわがままにひたすら耐える忠実な秘書、殺人課になりたくてしかたがない売春取締りの刑事。

 それぞれが胸に秘める挫折感が交差し、「2日間」で思わぬ方向へと彼等の運命を変えていく。

 松竹セントラルで「スポーン」(no.26)を観る。

 オープニングのタイトルロールが非常に凝っていて変っている。キャストなどの文字がラテン語風でところどころ滲んでいる。バックは紅蓮の炎に包まれて黙示録のような宗教画がフラッシュバックで映し出される。それにパンクロックの曲がかぶる。こけおどしとしてはまずまずの出だしだ。しかしこの部分はカイル・クーパーというアーティストによるものとの事。本篇のイメージとはギャップがある。

 映画自体はやはりコミックスの域を出ない。説明的なナレーションが陳腐だし、魔界の悪魔がコミックスそのもので実写だと笑ってしまう。そもそもアメリカのコミックスの画があまり好きになれないので、それほど楽しめなかった。

 魔界から蘇ったヒーローというのは斬新な設定で面白かったが、悪魔の手先のクラウンのジョークが下品で笑うに笑えないし、ウジのわいたピザをごみ箱から拾い上げて食べるシーンなんかは妙にリアルに撮っていて二度と観たくない。

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posted by アスラン at 02:04| Comment(0) | TrackBack(0) | 大いなる遡行(1998年) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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