2009年10月05日

そうか、「ER救急救命室」は終わってしまったんだな。

 第15シーズンで打ち留めだそうだ。第7シーズンの途中までしかしっかりとは見ていないので、見たシーズンより見ていないシーズンが追い越してしまったのか。

 そもそも、NHK−BSで第1シーズンの再放送ぐらいからつきあいだした。こんな面白い海外ドラマは久しぶりだなぁと毎週楽しみにしていた。ほとんどが知らない俳優ばかりだったが、それぞれが個性的で魅力ある人物像が描き分けられているという感じがした。特に第1シーズンのキャスティングは最高で、誠実さとヒューマニティ溢れるグリーン先生に、女性にだらしないダグ。技術はぴかいちだが、人付き合いに難のあるベントン。グリーンとの公私のコンビネーションは最高だが、トラブルメイカーの姉が足かせのスーザン。有能で臨機応変な看護婦長キャロル。そして良いとこの坊っちゃんでありながら、過酷なERの現場で揉まれるインターンのカーター。

 これだけの魅力的な登場人物がERの激務をこなしていく姿を描くとともに、それぞれに抱える様々な人生模様をリアルに描いていく。そしてドラマにありがちなように、最終回でご都合主義で難題が解決すると言うことはなく、シーズンから次のシーズンへと、現実の人生同様に問題は先送りされてひたすら物語は続いていく。つまり第15シーズンを経て遂に最終回を迎えるが、それまでにある意味でほとんどの人びとの人生模様は区切りをつけることがない。ただ、人物は「消え去るのみ」なのだ。

 スーザンが消え、ダグが消え、キャロルが消え、ベントンが去った。第8シーズンではついに、このERの象徴的存在だったグリーン先生が死をもって退場した。このときをもって僕の中のERは一度終わっているのかもしれない。いや、ここまではきちんと見ようと思っていた。

 テレビシリーズをリアルタイムに見るのはなかなかに難しい。だからVHSに録画してはいたが、すぐにたまってしまう。まだDVDレコーダーが普及する前の事だ。結婚してからDVDレコーダーを購入した当時に、嫁さんにもERの面白さを教えて仲間に引きずり込んだ。最初から見たいというので、廉価版のERのDVDを第1シーズンから購入することにした。そこから嫁さんと一緒に最初からボチボチと見直して、第7シーズンの前半までたどり着いた頃に、子どもを授かった。

 それ以来、購入するのも見るのもストップしてしまった。一つには切れ目ない育児に追われ、見る暇がないこと。見ようにも、何しろ元々視聴者の不安を掻きたてるような、過酷な現実が描かれる事が多いので、時として見ると落ち込んでしまうようなエピソードもある。数回に1度は、心が揺さぶられるような暖かさに包まれる時もあるのだが、ほとんどの場合が落ち込む。1話見終わって、二人して「なんだかなぁ〜」などと感じる事もよくある。それでも子どもができるまでは、やめることができず、先に先にと見ていったのだが、どうしても子育てとERの両立は成り立たなくなり、ほぼ今に至っている。それでも第7シーズンはほとんど見た。

 DVDを買うか買わないかは別として、第8シーズンのグリーン先生の最後は是非看取りたい。そして、その後のカーター君の行く末を最終回まで追っていくかどうかは成り行きしだいだ。できれば、最終シーズンに姿を現すというダグ(ジョージ・クルーニー)とキャロル・ハサウェイ(ジュリアナ・マルグリーズ)の姿を懐かしんで自分の中のERを完結させたいという気もする。

 つい最近行われた打ち上げパーティで、ベントンやジェニー・ブレの姿が見られた。グリーン先生(アンソニー・エドワーズ)は来てなかったのだろうか。来ていれば人気シリーズの功労者として、まっさきに写真に映し出されていただろう。残念だ。
posted by アスラン at 02:59| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | TVダイアリー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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