2006年06月02日

「東京夜曲」(1997年7月12日(土))

 新宿松竹ピカデリで「東京夜曲」(no.8)を観る。

 市川準監督の前作「東京兄妹」を見たとき、僕はこんな事を書いている。

「こんな映画を本気で撮る市川準とは何だ、大バカとしか言いようがない」

 僕が苛立っていたのは、小津安二郎ばりにローアングルにカメラを固定して彼と同じようなシーケンスでカットを挿入していけば小津のようなドラマが生まれるとでも思っている市川監督の安易な姿勢だった。

 今回も小津を意識した撮影手法は変らないが、内容はずっと良くなった。つまりドラマは市川監督自身のものになっているということだ。

 下町の商店街の男女三人の過去がすこしずつ分ってくる筋立ても面白いし、なにより役者が揃っている。長塚京三、桃井かおり、倍賞美津子の三人の演技に負うところの多い映画だ。

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posted by アスラン at 23:48| Comment(0) | TrackBack(0) | 大いなる遡行(1997年進行中) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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