香港の女優マギー・チュンが主演のフランス映画というのがかなり変っている。
イルマ・ヴェップというのはサイレント時代に大当たりした吸血鬼のヒロインの名前である。ヴァンパイアのアナグラム(綴りの並べ替え)だそうだ。この映画をリメイクしようとする過程を裏側から描いている。
映画の内容は今となってはほとんど覚えていない。とにかく支離滅裂な映画だった。マギー・チャンをフランス映画の往年のヒット作に主演に据えるというところからもちろん支離滅裂なドラマを描いていく事は予想できたのだが、何しろ「楽園の瑕」や「ラブ・ソング」でその端正な美貌を見せつけた彼女が扮するコスチュームがゴム製のピッチピチのアブノーマルなスタイル。らしくないところが魅力的に見えるならまだしも、違和感ありまくりで、内容ともども監督のファッションセンスにもついていけなかった。




