2012年08月17日

「館長 庵野秀明 特撮博物館」に行く(2012/8/2)(その1)

 少しなめていた。

 男子体操の内村航平が個人総合で金メダルをとったとニュースで知っていたので、NHKの(ライブでない)ロンドンオリンピックの放送をついつい見てしまったら、なかなか尻が上がらなくなった。それでも一度も降りたことのない駅、一度も行ったことのない美術館で開催される展示に、うまくいけば10時に、最悪でも10時半に着く予定だった。

 チケットは立川駅に出る途中のローソンでLOPPI端末から購入した.ウェブのローソンチケットだと、アドレスや電話番号を入力しなければならないし、クレジット決済は前日に会社の同僚から聞いていたとおり24時間たたないと発券されない。おまけにシステム使用料200円とLOPPI代100円、合わせて300円の手数料をとられる。あやしいなぁ。もしかしたらコンビニのローソンに直接行けば100円だけで済むかもしれないと欲が出た。なにより店の方がトラブルにならなそうだ。それで当日朝にローソンでチケットを購入したのだが、結局300円の手数料をとられるのに変わりはなかった。よってチケット代は1400+300=1700円+外税だ。

 とにかく急がねば。それにしてもどこで乗り換えるんだろう。歩きながら調べようにも最寄り駅が思い出せない。前の日に会社でアクセスをプリントアウトしておけばよかったと後悔する。もちろんケータイから調べればいいのだけれど、スマホと違ってガラケーの自機だと、ちょっとばかり情報が中途半端になる。

 歩きながら「乗り換え案内」サイトから、うろおぼえの「白河清澄」を入力。そんな駅はないってさ。仕方なくケータイでPCサイトの「東京都現代美術館」を検索。アクセスによると…。しまった、「清澄白河」だった。出ないわけだ。大江戸線清澄白河駅下車徒歩13分!駅から13分なんて、都内でどんな立地なんだよ。なんだか、バスでも行けそうだが、あいにくケータイからはたどれない。仕方なく見切り発車で立川から中央線で新宿へ向かう。また大江戸線かぁ…。

 新宿乗り換えの大江戸線にはろくなことがない。乗り換え方が今ひとつ腑に落ちない。例の9だか6のループ状の路線が曲者だ。これから行く清澄白河駅も新宿を起点としてループの一番向こう側に位置する。六本木経由でも逆回りで行っても同じに感じられるが、駅の表示板には六本木経由でないとたどり着けないかのように書かれている。変だな。乗り換え案内の結果を見比べてもどっちが正解か分からない。答えがでないまま2本も乗り過ごした。すごく田舎者になった気分だ。いや、結婚して立川に越した時点で田舎者になっているのだけれど。

 どうやら30分はかかるところにあると知り、あきれて観念した。そんな外れにあるのか。しかも着いてさらに歩いて13分。みんな、わざわざ観に来ているのかしら。前日までの寝不足と仕事疲れで居眠りしながら、平日の大江戸線の空いた車両にゆられ、ようやく清澄白河駅に到着。「A3の出口を左に出て(歩く)」と書かれた案内表示をさっと飲み込んで地上に出た。炎天下の中をひたすら歩く。今日も相変わらず熱中症アラーム日和だ。なんて考えながら歩けど歩けど目的地は見えてこない。しかたなく交番に泣きを入れると、そこを渡って「この道をまっすぐ行きなさい」と、僕の進む方角と直角に折れた道を指し示す。どうやら完全に道を間違えたようだ。帰りに確認したところ、案内表示板では「A3出口を左に折れてすぐに左に曲がる」と書かれていたようだ。とにかくこの時は、気持ちが急いていたので交番のおまわりさんに聞いた「とにかく木場公園まで行ってください」という言葉を頼りに突き進む。「結構ありますよ」と呆れたように言われた。

 確かに延々と歩き続けるも、それらしき公園は影も形もない。その時点で予定の10時も10時半も越えて11時を過ぎていく。しかたなくauケータイのナビを立ち上げて、現在地の地図を表示してみる。あー、これが木場公園だ。間違ってはいないみたいだ。しかし向きがわからんなぁ。太陽は南中してしまったので北がどちらかわからない。素直に金を出してケータイにナビゲートしてもらうか、などと躊躇して立ち止まる。日差しはジリジリと照りつけ、まさにアラーム通りに赤信号が灯ってくる。よし、感を信じて歩いてみよう。歩いて歩いて歩くと、ようやく大きめの公園が見えてきた。ここらへんの地形は真っ平らなので、ここまで近づかないと公園の木々も目に入ってこない。

 木場公園を対面に控えた道にぶつかると、さて東京都現代美術館はどこでしょう?標識には「左折して480m」かぁ。本当に駅から13分で着くのか?道を間違えた事は棚に上げて、どうしても納得できない。本当に?それにしても都会のなかにありながら、上野の森にある数々の美術館とは大違い。僻地にあると言っていい。こんなところに親子連れがゴソッとくるわけがない。彼らは池袋のサンシャインシティで「ウルトラマンフェスティバル」を観に行ってるんだよ、きっと。

 案の定、ようやくたどり着いた東京都現代美術館の周辺は閑散としていて、入り口前のベンチに座っている数人の姿以外、人影が見えない。だだっ広いエントランスに入ると「当日券をお求めの方はこちら」の立て看が出ていて、チケット売り場に行列が出来ていた。10人も満たないささやかな行列。これを待たないために、僕はローソンで300円余分に金を払った事になるんだ。やれやれ。

 それでも並ばずに直接展示会場に向うのは悪い気分ではない。それに混んでない博物館こそ、こちらの願ったとおりの夢のような場所に違いない。その「夢」が今まさに始まろうとしている。

 常設展示手前に特別展示の入り口が二つ。一つは若者向けのファッションの未来を歌い上げた展示。その隣が僕らの目指す特撮博物館だ。正確には、

 館長 庵野秀明 特撮博物館 ミニチュアで見る昭和平成の技

だ。
posted by アスラン at 20:01| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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