2005年06月03日

1999年6月29日(火) 「グロリア」

 時間外が40Hをオーバーしそうなので、今日は調整のため7:00にあがった。
せっかくだからどうしても観たい映画をレイトショーで観る事にした。

 シネセゾン渋谷の「グロリア」(no.63)だ。

 ジョン・カサヴェテスの1980年の傑作である。

 グロリアの住むアパートの隣人で友人のジャックは組織の金を使い込み、FBIに資金のありかを漏らしてしまった。しかも組織にばれて追い詰められていた。たまたま部屋に顔を出したグロリアは、子供をあずかって欲しいと懇願される。

 「子供は嫌い」とつっぱねるが結局6才の男の子フィルだけはあずかるはめになる。
直後に家族は皆殺しにあい、二人だけの逃避行が始まる。

 かつては組織のボスの情婦だったグロリアが、組織の恐ろしさを知りつつ、情を通わせてしまった子供を守るため、銃をもって組織の連中に立ち向かう。互いに相手を嫌いとののしりつつも、次第に孤独な心を埋め合わせてゆく二人の心の移ろいを見事に描いている。

 インディペンデントのテイストを充分残しながらサスペンス映画やアクション映画としても見応えがある。

 言われてみればまったくそのとおりなのだがリュック・ベッソンの「レオン」は本作の焼き直しなのだ。男女の性別が裏返っているのは、フランスにはかっこいいおばさんを演じられるグロリア・スワンソンジーナ・ローランズがいなかったからに違いない。


カチンコ
この頃は、まだ会社帰りにレイトショーを見る余裕も気力もあったのかぁ…。うらやましいぞ、君〜。
posted by アスラン at 03:13| Comment(0) | TrackBack(0) | 大いなる遡行(1999年) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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