2005年06月05日

1999年6月5日(土) 「フレンチ・カンカン」「菊次郎の夏」

 「奇蹟の輝き」の初日をみようと有楽町に出たが10分遅れであきらめる。
それなら「鉄道員(ぽっぽや)」に変更と足を運んだが舞台挨拶で満員の札止め。入場制限をしていて入れない。
 恐るべし!広末涼子

 どうしようかと悩んだが良い映画を朝からやっていた。
 有楽町シネ・ラ・セットで「フレンチ・カンカン」(no.54)を観る。

 ジャン・ルノワール監督の最高傑作と名高い映画だ。正直言うとジャン・ルノワールの映画は、性に合わないのかこれまでそれほどいいと思ったことがなかった。素晴らしいし面白いが趣味じゃない。そう思い込んでいた。しかし今回の作品は文句無しに一流の作品。印象派の父の血筋を受け継いだ見事な色彩美。

 豪華絢爛たるムーラン・ルージュをところ狭しと踊り回るカンカン娘たちの躍動感。単なる洗濯娘がジャン・ギャバン扮する興行師に見いだされて次第に一人前の踊り子へと成長していく。その間にさまざまな恋愛を通り抜けていく。フレンチ・カンカンという俗っぽい踊りを通して、庶民の生き方、楽しさ、悲しさを余すところなく描いている。

 丸の内ピカデリーで「菊次郎の夏」(no.53)を観る。

 北野たけしの最新作。カンヌ映画祭では期待されながら無冠で終わったが、いよいよ「HANA-BI」に継ぐ鳴り物入りの上映で大手配給による全国上映だ。

 今回はたけし監督曰く「楽しんで撮った」という通り、小さなアイディアを積み重ねて一編に仕上げた佳作といった感じだ。前回のような「生と死」という大きなテーマこそないが、子供をだしにして大人が楽しむ夏休みを素敵に描き出している。そしてちょびっとだけほろ苦い。

 台湾の候孝賢監督の「冬冬の夏休み」と同質の暖かさが感じられる。それに行き当たりばったりの楽しい二人だけのヒッチハイク旅行がたまらなく楽しい。

カチンコ
 舞台挨拶は正直うっとうしい。いつもなら空いている初回から混んでるし、何よりいつも座っている最前列の席がカメラマンたちで埋まってしまう。彼らは映画を観に来たのではないので雰囲気が悪い、マナーが悪い。
posted by アスラン at 00:39| Comment(0) | TrackBack(1) | 大いなる遡行(1999年) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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