2005年10月21日

1998年7月29日(水) 「ライア」「初恋」

 シネセゾン渋谷で「ライア」(no.111)を観る。

 娼婦が殺されバラバラ死体で発見される。ティム・ロス扮する富豪の息子が疑われ嘘発見器に掛けられるが、彼自身が心理学を専攻していたので巧妙なやり口でなかなか正体を明かさない。

 しかも追い詰める側の刑事が娼婦と顔見知りで、妻に対する憎しみのはけ口を求めて娼婦に乱暴していた事実が明らかになる。逆に嘘発見器にかけられ取り乱す刑事。ラストで意外な形で真相は明かされるが、全貌は分からずじまいだ。

 どうもプログラムの解説を読むと、登場人物もストーリーもカメラワークも仕掛けだらけだったようで、繰り返し見ないと全貌は見えてこないようだ。言って見れば「氷の微笑」のエンディングのようなもので今一つピンとこなかった。

 シネアミューズで「初恋」(no.110)を観る。

 ウォン・カーウァイがプロデュースで、金城武、カレン・モク主演と聞いて「天使の涙」のような作品を想像していたが、エリック・コット監督のプライベート・フィルムのような感じで、映画の構成はハチャメチャだ。

 監督のコットは元々はラップ・ミュージシャン出身なので、軽快な音楽にのせてコラージュしたビデオ・クリップ風の映像と、即興劇のようないくつかの短編を織りまぜたような構成になっている。

 斬新というほど新しくないし面白いとも言えない。カレン・モクと金城も別々のエピソードに登場して共演することもないので、期待していただけに「初恋」の題名にだまされた気分だ。
posted by アスラン at 16:21| Comment(0) | TrackBack(0) | 大いなる遡行(1998年) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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