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<title>記憶の映画を探して</title>
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<description>映画が好きだった。あのとき観た映画が好きだった…。</description>
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<title>ザ・ムーン(2009年12月23日)</title>
<description> 息子の誕生日にポケモンのＤＶＤを借りるついでに借りてきた。ドキュメンタリーのコーナーにさりげなく置かれているので、よっぽどのことがないと借りる人はいないかもしれない。だが、この映画は劇場公開時に「観たいなぁ」と思って忘れていた作品だった。 「アポロ１３」のロン・ハワード監督がプロデュースした作品なので、少なくとも「アポロ１３」ぐらいは面白いはずと勝手に期待していた。いや、「アポロ１３」を当時立ち見で観た時も、リアルタイムで事故報道をハラハラして見守った世代の僕としては、現実...</description>
<dc:subject>映画(2000年～現在)</dc:subject>
<dc:creator>アスラン</dc:creator>
<dc:date>2009-12-24T13:14:38+09:00</dc:date>
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　息子の誕生日にポケモンのＤＶＤを借りるついでに借りてきた。ドキュメンタリーのコーナーにさりげなく置かれているので、よっぽどのことがないと借りる人はいないかもしれない。だが、この映画は劇場公開時に「観たいなぁ」と思って忘れていた作品だった。<br /><br /><iframe src="http://rcm-jp.amazon.co.jp/e/cm?lt1=_blank&bc1=FFFFFF&IS2=1&npa=1&bg1=FFFFFF&fc1=000000&lc1=0000FF&t=elleryqueense-22&o=9&p=8&l=as1&m=amazon&f=ifr&asins=B001VSXNIQ" style="width:120px;height:240px;" scrolling="no" marginwidth="0" marginheight="0" frameborder="0" align="left" ></iframe>　「アポロ１３」のロン・ハワード監督がプロデュースした作品なので、少なくとも「アポロ１３」ぐらいは面白いはずと勝手に期待していた。いや、「アポロ１３」を当時立ち見で観た時も、リアルタイムで事故報道をハラハラして見守った世代の僕としては、現実の凄さを伝え切れていない歯がゆさが残った。ドキュメンタリーを超える事は、いかなＳＦＸ技術が進歩しても難しいという当たり前の事を実感させた映画だった。<br /><br />　当然ながら、この「ザ・ムーン」では１９６９年に現実に起きた〈奇跡〉をもう一度体験できるのだと思ったのだ。しかし、期待したほどには面白くない。本編を見たあとに、付録の予告編を見ると、「月に行った人々はいまだに１３人しかいない。月に着陸した人(ムーンウォーカー)は９人しかいない」という魅力的なキャッチコピーが、これまた見事な映像とともに流れる。残念ながら本編では、このコピーがあまり活かされていない。<br /><br />　ドキュメンタリーでもなく、事実に基づいたフィクションでもない。どちらかというと、ＮＡＳＡが提供した未公開映像をかき集めて、テレビ出演をＯＫしてくれたアポロの宇宙飛行士たちのユーモアとフィロソフィー溢れる言葉とともにコラージュした。当然ながら隠棲してしまったり宗教的な静けさを求めたりした飛行士たちの言葉は含まれない。<br /><br />　編集の力で、あの１９６９年に起った〈奇跡〉が浮かび上がってくるとでも、この映画の監督は安易に考えていたのかもしれないが、どう考えても力不足の演出としか思えない。以前に読んだアンドリュー・スミス「月の記憶」のような、作家自身のとてつもない熱狂的な好奇心が、この映画の作者からは感じられない。<a name="more"></a>

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<title>ＮＨＫスペシャル「数学者はキノコ狩りの夢を見る～ポアンカレ予想・１００年の格闘」(2009年12月20日視聴)</title>
<description> ポアンカレ予想が解けるまでの顛末を描いたドキュメンタリー。ナレーターが俳優の小倉久寛で、これは先日見た「リーマン予想」に関するドキュメンタリー「魔性の難問～リーマン予想・天才たちの闘い～」と全く同じだ。おそらくはスタッフも同じなのだからかもしれないが、展開まで双子と言っていいほどに似ている。 まず難問と言われる「予想」があり、多くの数学者たちを悩ませ、少なからぬ天才数学者たちの人生を狂わせる。そして、やがては真の解決に辿り着く唯一の勝者が現れる。もちろん勝者にも苦難に満ちた...</description>
<dc:subject>ＴＶダイアリー</dc:subject>
<dc:creator>アスラン</dc:creator>
<dc:date>2009-12-21T19:38:00+09:00</dc:date>
<content:encoded><![CDATA[
　ポアンカレ予想が解けるまでの顛末を描いたドキュメンタリー。ナレーターが俳優の小倉久寛で、これは先日見た「リーマン予想」に関するドキュメンタリー「魔性の難問～リーマン予想・天才たちの闘い～」と全く同じだ。おそらくはスタッフも同じなのだからかもしれないが、展開まで双子と言っていいほどに似ている。<br /><br />　まず難問と言われる「予想」があり、多くの数学者たちを悩ませ、少なからぬ天才数学者たちの人生を狂わせる。そして、やがては真の解決に辿り着く唯一の勝者が現れる。もちろん勝者にも苦難に満ちた人生があり、ドラマがあり、それをついに乗り越えた感動がある。となれば、「フェルマーの最終定理」や「リーマン予想」の時となんら展開が変わることがないので、定理そのものが取り替え可能な物語として新鮮味も薄れるというものだが、こと「ポアンカレ予想」に関する限りは、エンディングで読者(視聴者)の予想を大きく裏切る事になる。<br /><br />　それは１時間５０分の長尺のドキュメンタリーのラスト２０分ぐらいで描かれることとなる。ペルリマン。旧ソビエトに生まれ、ロシアに生まれ変わってから数学者として世に出るためにアメリカ合衆国にやってきて、ついには「ポアンカレ予想」と出会う。前半では、トポロジーという革新的な数学が、従来の微積分を主流とした数学を凌駕する時代状況が描かれたのに対して、ペリルマン自身はポアンカレ予想を微積分の応用問題として取り組み、人々がトポロジーの熱からさめやらぬうちに、意表を突く形で解いてしまった。<br /><br />　最後に人前で講演をした際に、誰もペルリマンのテクニックを理解できなかったというエピソードは、この「ポアンカレ予想」の歴史を彩るクライマックスとなった。<br /><br />　ところが、その証明の華々しさの前後に来るはずの、人間・ペルリマン自身のドラマは、番組からは完全に欠落してしまう。なぜなら彼は数学界のノーベル賞と言われるフィールズ賞受賞を辞退し、表舞台から完全に姿を消してしまったからだ。番組のタイトルは、「森でキノコ狩りをした姿を見かけた」という噂をもとにつけられた。<br /><br />　彼の論文は通常のような学会誌への投稿という形ではなく、インターネットで流布される形で、静かに広まった。決して意を決して「世に問う」と言った意気込みも野心も感じられない。ただし、番組では、あれほど快活な性格だったペルリマンが、アメリカ在住時代、ちょうど「ポアンカレ予想」あるいはそれを解く鍵となる「幾何化予想」と出会った頃から人を遠ざけるようになったと、簡単に触れている。そこに僕らは、ペルリマンの見た「ポアンカレ予想」にまつわる闇を想像するしかない。<a name="more"></a>

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<title>ブラタモリ(NHK)</title>
<description> この秋になって「空から日本をみてみよう」と「ブラタモリ」と、僕の好きな散歩番組が相次いで始まった。これは偶然なのだろうか。いや、昨今の歴史ブームから、もう一度「都市としての東京(あるいは大都会)」を見直してみようという事だろう。ただ単にあるものをそのまま見るのではなく、トータルな都市として見る。あるいは歴史の堆積として見る。これは都市をコード(言語)として見る、一種の言語論だ。だが、そんな理屈はどうでもいい。ただ、僕にとっては「ぶらり途中下車の旅」や「ちい散歩」タイプの散策...</description>
<dc:subject>ＴＶダイアリー</dc:subject>
<dc:creator>アスラン</dc:creator>
<dc:date>2009-11-30T03:02:04+09:00</dc:date>
<content:encoded><![CDATA[
　この秋になって「空から日本をみてみよう」と「ブラタモリ」と、僕の好きな散歩番組が相次いで始まった。これは偶然なのだろうか。いや、昨今の歴史ブームから、もう一度「都市としての東京(あるいは大都会)」を見直してみようという事だろう。ただ単にあるものをそのまま見るのではなく、トータルな都市として見る。あるいは歴史の堆積として見る。これは都市をコード(言語)として見る、一種の言語論だ。だが、そんな理屈はどうでもいい。ただ、僕にとっては「ぶらり途中下車の旅」や「ちい散歩」タイプの散策番組では物足りない部分を補ってくれる番組の出現に、拍手を送りたい。<br /><br />　とくに「ブラタモリ」が面白い。以前から、タモリが古地図好きで、都市の過去の姿と現在の姿を重ね合わせて、何事かを語れる人間である事はなんとなく知っていた。「タモリ倶楽部」では鉄道マニアとしての知識を開陳するだけでなく、川沿いを探索して江戸の痕跡を探り当てていく趣向に感心していた。こんな番組を平気でさらっと企画してしまうのは、今のところタモリをおいてはいないのではないか。そのタモリの余技に目をつけたＮＨＫが、エンターテイメント番組にしてしまうとは思わなかった。なかなか素晴らしい着想だ。<br /><br />　タモリは番組の中でさかんに「坂道は昔とほぼ姿を変えていない」と繰り返し言うのだが、何故そう断言できるのか不思議だった。坂道を頼りに、古地図と今の地図を重ね合わせて探索すると、確かに坂道は昔から今の位置に変わらずある事が多いのだ。その意味を今ひとつ理解しかねたのだが、タモリが出している「タモリのＴＯＫＹＯ坂道美学入門」を最近借りて読んでみると、本当に坂道の場所は今と全くと言っていいほど姿を変えていないのに驚かされる。<br /><br />　よくよく考えれば、坂は高低差がある土地に生まれ、そこの尾根伝いに作られる。高低を切り崩す事はそうそうできるわけはないので、坂道の位置もおのずと変化しない。平地は区画ごと変貌してしまう事が時としてあり得るが、坂は変わらない。変えられないといった方が正しいか。そこが何とも面白い。<br /><br />　あとは想像力の問題だ。東京には、至る所に歴史がごろごろしている。アシスタントにわざと物を知らなそうな若い女子アナを添わせるのは、タモリを引っ張り出してきたプロデューサーの戦略が感じられる。<a name="more"></a>

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<title>ＮＨＫスペシャル「魔性の難問～リーマン予想・天才たちの闘い～」(2009年11月25日視聴)</title>
<description> 深夜。かなり遅めの食事をとり、翌日の夕食の支度をすまそうと冷蔵庫を開けると、用意されているはずの宅配会社の食材が見あたらない。レシピを見ると、「さけのコロコロステーキ」の食材がなくてはならない。影も形もない。ママが注文しそこなったようだ。あれまぁ。 おもわぬ時間の余裕ができたので、とっとと寝ればよかったのに、ＤＶＤレコーダーの録画番組の整理をしないと残時間が尽きてしまうと思い立って、寝かしつけた息子を横目にしながら、居間のテレビとレコーダーのスイッチをつける。 ＮＨＫスペシ...</description>
<dc:subject>ＴＶダイアリー</dc:subject>
<dc:creator>アスラン</dc:creator>
<dc:date>2009-11-25T12:54:15+09:00</dc:date>
<content:encoded><![CDATA[
　深夜。かなり遅めの食事をとり、翌日の夕食の支度をすまそうと冷蔵庫を開けると、用意されているはずの宅配会社の食材が見あたらない。レシピを見ると、「さけのコロコロステーキ」の食材がなくてはならない。影も形もない。ママが注文しそこなったようだ。あれまぁ。<br /><br />　おもわぬ時間の余裕ができたので、とっとと寝ればよかったのに、ＤＶＤレコーダーの録画番組の整理をしないと残時間が尽きてしまうと思い立って、寝かしつけた息子を横目にしながら、居間のテレビとレコーダーのスイッチをつける。<br /><br />　ＮＨＫスペシャルが２本、どちらも数学関連のドキュメンタリー。これは意図的な企画なのだろう。どちらも、ある「予想」にまつわるストーリーだ。「リーマン予想」と「ポアンカレ予想」。どちらも耳にしたり目にしたりはするが、その内容はと言うと、ほぼ知らないと言っていい。<br /><br />　実はうとうとしながら「魔性の難問」を見ていたので、何度もエンドタイトルを見てはテープを、いやＨＤを巻き戻し、繰り返し再生した。ようやく見終わってからもう一本の冒頭も見て、電源を落として寝た。「ポアンカレ予想」は宇宙の形に関する予想らしい。つまり、同じ「予想」と言っても、かたや数学の問題、かたや宇宙(天文学・物理学)の問題だ。<br /><br />　「予想」という言葉は、証明されていない、科学者(数学者)の直感のようなもので、証明されないかぎり定理にはならない。ただし、どう調べてもそうなりそうだという科学者(数学者)たちの合意が形成された、特定の直感というべきなのだろう。<br /><br />　「フェルマーの最終定理」が証明された事が話題になったが、あれも実は定理とは本来呼べない。フェルマーが「私は証明した」と書き残したために定理に格上げされているが、証明は書かれていなかったからだ。イギリスの数学者ワイルズが３００年後に証明するに至って、名実ともにようやく定理になったわけだ。<br /><br />　では「リーマン予想」とは何かと言えば、これまた難しい話が山ほどでてきそうだ。ただし番組では、僕ら素人にも興味が持てて理解可能な部分にだけ焦点をあてて、さらっと説明している(のだと思う)。<br /><br />　そもそもオイラーが整数論の中で注目した素数に関するさまざまな謎に対して、ひとつの道筋を与えたのがリーマンだった。素数は誰もが知っているように、何の規則性もなくランダムに出現する、きわめて特徴的な数だ。オイラーの「素数階段」では、どこまで行っても素数の法則などみつかりそうにない。この性質を応用して、コンピューターシステムのセキュリティーに「非常に大きな素数」が使われている事は、僕にも理解できる。きわめて大きな素数を暗号キーに用いると、世界最速のスーパーコンピューターで計算したとしても、解読に数百年はかかると言われている。<br /><br />　さて、この素数を入力として「ゼータ関数」という函に通してみると「出力する数値のグラフは一直線上に並ぶ」というリーマンの直感こそが「リーマン予想」に他ならない。ここでゼータ関数がどんなものなのかは、素人である僕らは一切知る必要はない。なんの法則も見いだせなかった素数が、一定の操作をするだけで整然と一列に並んでしまうというところだけが重要なのだから。これが解ければ、素数の意味だけでなく、宇宙を支配する原理さえも見えてくるかもしれない。そんな壮大なロマンを秘めている。<br /><br />　しかし、数学的なロマンを夢想するのはここまでで、このあとは「リーマン予想」にまつわる人間ドラマ、あるいは悲劇を描く事が主眼となる。「リーマン予想」に生涯をかけた天才数学者たちの何人もが、あえなく挫折し、ある者は人生そのものを狂わせてしまう。ワイルズのように最後に証明できれば「めでたしめでたし」なのだが、いまだに証明には至らず、あまりの挫折感から「リーマン予想が間違っている」と晩年に言い続けた数学者もいる。このことがその後の研究の足かせになったらしいが、まったくのところ痛ましいとしか言いようがない。<br /><br />　ドラマは５０分の中で駆け足で人間ドラマを浚っていったので、感動するまでにはいかないが、「リーマン予想」の面白さを僕に教えてくれるには十分だった。さっそく図書館で検索すると、「素数に憑かれた人たち」(ジョン・ダービーシャー)が見つかる。これでも読んで、もっと「リーマン予想」を味わいつくそうか。<a name="more"></a>

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<title>ロケハン！(2009年11月14日)</title>
<description> 雨が降ってきそうな曇り空、にもかかわらず風があって空が紫がかって光り輝いている不思議な夕刻。まるでヴェンダースの「パリ、テキサス」の一場面を見ているかのようなときめきを感じる…。</description>
<dc:subject>ロケハン</dc:subject>
<dc:creator>アスラン</dc:creator>
<dc:date>2009-11-20T12:34:32+09:00</dc:date>
<content:encoded><![CDATA[
　雨が降ってきそうな曇り空、にもかかわらず風があって空が紫がかって光り輝いている不思議な夕刻。まるでヴェンダースの「パリ、テキサス」の一場面を見ているかのようなときめきを感じる…。<br /><img src="http://elleryqueen2.up.seesaa.net/image/B0F2B7A6B3B9C6BB20091114-01.JPG" width="480" height="640" border="0" align="" alt="芋窪街道20091114-01.JPG" onclick="location.href = 'http://elleryqueen2.seesaa.net/upload/detail/image/B0F2B7A6B3B9C6BB20091114-01.JPG.html'; return false;" style="cursor:pointer;" /><a name="more"></a>

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<title>記憶の中の森繁久彌</title>
<description> 僕が小学生の頃、兄のステレオの横に置かれたレコードラックの中に、加藤登紀子の「知床旅情」のシングル盤があった。あれは誰が買ったのだろう。兄が買ったのかとずっと思っていたが、ひょっとするとあのレコードも、ステレオと一緒に親戚から譲り受けたものだったのかもしれない。子どもの頃から人一倍ミーハーで、かつ渋めな性格だったからか、この「知床旅情」はいたく気に入った。加藤登紀子の朗々と歌い上げる歌声に魅せられて、なんども繰り返し聴いた。そのシングル盤のジャケット裏に歌詞が書かれていて、...</description>
<dc:subject>日記</dc:subject>
<dc:creator>アスラン</dc:creator>
<dc:date>2009-11-19T02:10:51+09:00</dc:date>
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　僕が小学生の頃、兄のステレオの横に置かれたレコードラックの中に、加藤登紀子の「知床旅情」のシングル盤があった。あれは誰が買ったのだろう。兄が買ったのかとずっと思っていたが、ひょっとするとあのレコードも、ステレオと一緒に親戚から譲り受けたものだったのかもしれない。子どもの頃から人一倍ミーハーで、かつ渋めな性格だったからか、この「知床旅情」はいたく気に入った。加藤登紀子の朗々と歌い上げる歌声に魅せられて、なんども繰り返し聴いた。そのシングル盤のジャケット裏に歌詞が書かれていて、作詞・作曲に森繁久彌とあったのを見て、とっても不思議な感じがした。有名な俳優がどうしてこんな良い曲を作れるのだろう、と。<br /><br />　その当時から森繁久彌は子どもの僕にとってもおなじみの俳優で、どちらかというと映画俳優と言うよりも、テレビでよく見かける面白い役者という感じだった。一つには、土日の昼間に放映された日本映画の数々を毎週のように見る父親につきあってよく見ていたから、その中にたびたび姿を現す森繁久彌を映画俳優として意識する事がなかった。<br /><br />　その頃の映画で何と言っても好きだったのは「社長シリーズ」だ。３０本以上も作られた映画は、どれといって区別がつかない。森繁を中心に、毎回おなじみの出演者たちがそれぞれの役どころで同じような物語を繰り広げる。特に小林桂樹扮する堅物の秘書や、「パーッといきましょう」と宴会をもり立てる営業部長の三木のり平などとのお決まりの掛け合いが楽しかった。ドカーンと笑わせる一流のお笑い芸人たちを掌の中で軽くいなしてしまう森繁の円熟した笑いが洒落ていて、子どもながらに大好きだった。<br /><br />　彼の真骨頂は、その後映画好きになってから東宝版「次郎長三国志」での森の石松にあると知ったのは、もちろんずいぶん後になってからだが、今でも森繁久彌と言うと思い出されるのはテレビ朝日で放映されたドラマ「だいこんの花」だろう。あれは、とにかく愉快でほろりと泣かせて、そしてあったかかった。もうホームドラマの模範と言える作品だった。向田邦子が脚本を書いていただけあって、ただ楽しいというだけでなく、どこか郷愁が感じられた。戦後を引きずって上官と部下という役どころを森繁と共演者が演じているところにペーソスがあった。<br /><br />　追悼番組として「だいこんの花」が放映されたのを録画したので、とっても楽しみにしている。これをもう一度見ることで森繁さんを偲びたい。物語はもちろん楽しめるが、一番の見どころはエンディングでの一人息子役の竹脇無我との茶の間での掛け合いだ。この部分の森繁の台詞はアドリブだらけで、共演者さえもクスクス笑わされてしまっているのが伝わってきて、見ている僕らはとっても愉快だった。<br /><br />　素晴らしい役者でした。ありがとう、森繁さん。<a name="more"></a>

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<title>ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序(2009年8月X日)</title>
<description> 一連の作品の決定版とも言える〈新劇場版〉三部作のまんなかにあたる「破」が夏に公開され、それに合わせて日本テレビで第一作の「序」が放映された。さらに深夜枠で、かつてはテレビ東京で放映された連続アニメが一挙に放送された。そのとき、連続アニメも撮り溜めして全部見てから「序」にとりかかろうと決めた。src="http://rcm-jp.amazon.co.jp/e/cm?lt1=_blank&amp;bc1=FFFFFF&amp;IS2=1&amp;npa=1&amp;bg1=FFFFFF&amp;fc1=000000&amp;...</description>
<dc:subject>映画(2000年～現在)</dc:subject>
<dc:creator>アスラン</dc:creator>
<dc:date>2009-11-12T12:45:24+09:00</dc:date>
<content:encoded><![CDATA[
　一連の作品の決定版とも言える〈新劇場版〉三部作のまんなかにあたる「破」が夏に公開され、それに合わせて日本テレビで第一作の「序」が放映された。さらに深夜枠で、かつてはテレビ東京で放映された連続アニメが一挙に放送された。そのとき、連続アニメも撮り溜めして全部見てから「序」にとりかかろうと決めた。<br /><br /><iframe
src="http://rcm-jp.amazon.co.jp/e/cm?lt1=_blank&bc1=FFFFFF&IS2=1&npa=1&bg1=FFFFFF&fc1=000000&lc1=0000FF&t=elleryqueense-22&o=9&p=8&l=as1&m=amazon&f=ifr&asins=B0012V4WSW"
style="width:120px;height:240px;" scrolling="no" marginwidth="0"
marginheight="0" frameborder="0" align="left" ></iframe>　そして全部見終わった。というより見飛ばしたといった方がいいか。例の第２５話、第２６話を見て改めて感じたのは、渚カヲルとシンジとの運命的な出会いと残酷な別れを描いた回と、その後のラスト２話の間に存在したはずのギャップがもはや僕の中には存在しなくなっている点だ。当時、最後のシ者であるカヲルの死とともにシリーズは最高潮を迎え、その後の２話で決着をみるはずのストーリーが、監督・庵野秀明によって大きくはぐらかされたために物議を醸したわけだが、今見るとこのエンディングで何が悪いのかと思わざるを得ない。いずれにしても、ラスト２話で完結しなかったと感じたエヴァファンの胸の奥には、長きにわたって亡霊が巣くうこととなった事だけは確かだ。<br /><br />　亡霊は何度も何度も現れては消え、形を変えては再度姿を現したが、当時のエモーションはもう取り戻す事はできない。それでもやはり、エヴァの亡霊は生き続けているようだ。それが「ヱヴァンゲリヲン」という形で、あるいは「序・破・急」という形で再生した理由だろう。しかも、この亡霊を語り継ごうとしているのは、世代交代した「エヴァに取り憑かれた人々」だ。どうしたって、連続アニメ放映時に熱狂した僕らが見たのと同じ亡霊とは思えない。<br /><br />　監督・庵野秀明が生み出した「新世紀エヴァンゲリオン」では、鬱屈した少年少女が、終わることのない永遠に引き延ばされた夏を過ごすという、残酷な物語だった。エヴァでは、確かに斬新な新しいＳＦアニメの可能性を生み出したが、それ以上に永遠に大人になりきる事ができない、いわば大人ごっこをしている登場人物たちの、言って良ければ「人間ドラマ」でもあった。<br /><br />　そこに何事かドラマがあったとすれば、庵野監督が自らの鬱屈をさらけ出すことで、底抜けに脳天気な明るさと、果てしなく虚無の深みが広がっている心の闇とをあわせもつ少年時代を自伝的に物語に注入できたからに他ならない。それはもう第１話のシンジからして、そうだった。ならば異質な物語の拡大を続けた結果が第２３話までであったわけで、第２４，第２５話のエンディングこそが、監督が描きたかったドラマに違いない。<br /><br />　新劇場版では、このＳＦの部分もドラマの部分もひっくるめて、最初の庵野版「エヴァ」を徹底的に細密な技法でトレースしてしまった。描写はとてつもなく正確で美しい仕上がりになったが、肝心のエヴァらしさは抜け落ちてしまった。<br /><br />　この「ヱヴァ」には、夏の暑さや登場人物の鬱屈がない。<a name="more"></a>

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<title>ロケハン！(2009/11/2)</title>
<description> 会社帰りの夜の公園にて。大きな雲に見え隠れする満月。雲の下を通るように旅客機が低空を飛んでいく。怪しげな夜。マイケル・ジャクソンの「スリラー」。怪しげな魔物が徘徊する…かも。</description>
<dc:subject>ロケハン</dc:subject>
<dc:creator>アスラン</dc:creator>
<dc:date>2009-11-03T01:16:55+09:00</dc:date>
<content:encoded><![CDATA[
　会社帰りの夜の公園にて。<br /><br />大きな雲に見え隠れする満月。雲の下を通るように旅客機が低空を飛んでいく。怪しげな夜。マイケル・ジャクソンの「スリラー」。怪しげな魔物が徘徊する…かも。<br /><br /><img src="http://elleryqueen2.up.seesaa.net/image/CBFEB7EE20091102-01.JPG" width="480" height="640" border="0" align="" alt="満月20091102-01.JPG" onclick="location.href = 'http://elleryqueen2.seesaa.net/upload/detail/image/CBFEB7EE20091102-01.JPG.html'; return false;" style="cursor:pointer;" /><a name="more"></a>

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<title>僕は「相棒」をどれだけ見てきたか？</title>
<description>116/130*100 = 116話/130話 = 89.2%(2009/11/5現在) このファーストシーズン最終話には、長門弘之扮する「閣下」が初めて登場する。このシリーズで常連になるキャラクターはいずれもアクの強い個性的な人物ばかりだが、その中でもとびきり個性的なのが「閣下」だ。再登場の話の方を先に見たので、今回の悪辣ぶりを踏まえて再登場の話の方をまた見たくなった。これで116話。○最終話  特命係、最後の事件115/130*100 = 115話/130話 = 88.5...</description>
<dc:subject>ＴＶダイアリー</dc:subject>
<dc:creator>アスラン</dc:creator>
<dc:date>2009-10-21T12:58:10+09:00</dc:date>
<content:encoded><![CDATA[
<strong><blockquote><span style="color:#CB0098;">116/130*100 = 116話/130話 = 89.2%(2009/11/5現在)</span></blockquote></strong><br /><br />　このファーストシーズン最終話には、長門弘之扮する「閣下」が初めて登場する。このシリーズで常連になるキャラクターはいずれもアクの強い個性的な人物ばかりだが、その中でもとびきり個性的なのが「閣下」だ。再登場の話の方を先に見たので、今回の悪辣ぶりを踏まえて再登場の話の方をまた見たくなった。これで116話。<br /><br />○最終話  特命係、最後の事件<br /><br /><strong><blockquote><span style="color:#CB0098;">115/130*100 = 115話/130話 = 88.5%(2009/10/30現在)</span></blockquote></strong><br /><br />　昨夜、遅い夕食を食べてそのままキッチンの椅子に座ったまま眠りこけ、起きて即座に布団を敷いたら目が覚めてきてしまい、そのまま眠るのも惜しいので、ついＤＶＤレコーダーを立ち上げてしまいました。<br />○第7話  消えた死体<br />○第8話  命の値段<br />　これで115本。<br /><br /><strong><blockquote><span style="color:#CB0098;">113/130*100 = 113話/130話 = 86.9%(2009/10/28現在)</span></blockquote></strong><br /><br />　昨夜、シーズン２の２本を遅い夕食を食べながら見てしまった。<br />○第10話  殺意あり<br />○第11話  秘書がやりました<br />　これで、113本。<br /><br /><strong><blockquote><span style="color:#CB0098;">111/130*100 = 111話/130話 = 85.4%(2009/10/27現在)</span></blockquote></strong><br /><br />　あれから突然、こんなに見まくったわけではない。ちゃんと公式サイトのあらすじと照らし合わしたら、111話に到達した。これでなんと４分の３は見ている事になる。シーズン８が始まってしまって、分母は130話から132話に増えてしまったが、とりあえず過去シーズンをつぶす事が重要だ。<br /><br /><strong><blockquote><span style="color:#CB0098;">79/(79+51)*100 = 79話/130話 = 60.8%(2009/10/21現在)</span></blockquote></strong><br /><br />　現時点(2009/10/21)で、ようやく６０％の大台(何が大台だ？)にのってきた。テレビ朝日のドラマ「相棒」の視聴済みのパーセンテージだ。つい一年前には、ほとんど見ていなかったわけだから、かなり追いついてきたのではないだろうか。<br /><br />　以前にどこかで書いたのだが、水谷豊主演の作品が僕的にはハズレという時期が続いていたので、この「相棒」も世間では話題になって久しいというのに、一向に触手が伸びなかった。まあ、何をいまさらと、ずっと見てきた方からは呆れられてしまうだろうが、これほどミステリーファンをうならせ、同時に連続ドラマとしても人間関係や過去と現在の繋がりを複雑にからませ、さらには絶えず現代社会における諸問題を繰り入れて、厳しい社会批評も怠らない、いろんな要素が詰まったドラマだと、この一年で十分に体感してきた。<br /><br />　幸いな事に、僕が見出した頃にドラマが映画化され、しかも地上波だけではなくＢＳデジタルを視聴できる環境が整った(ＤＶＤレコーダーを買い換えたから)ので、テレビ朝日系列の番組表に絶えず注意を払えば、僕のように遅れてきたファンにも十分に挽回の機会が与えられる。<br /><br />　そうこうしているうちに、いったい自分は、この秋にシーズン８が放送開始されている、この連続ドラマをどれくらい見たのだろうか、前々から気になっていた。そこでwikiから作品リストを拝借してチェックを付けてみた結果が、さきほどの60％越えだ。ただし、タイトルと出演陣からだけでは記憶が呼び覚まされないものが数本あるような気がするが、まあ誤差の範囲だ。<br /><br />　シーズン８が新しい相棒を迎えて始まった。とりあえずはこちらも視野に入れつつ、まだ見ぬ過去作品をつぶしていきたい。おーい、テレビ朝日さん、これからも再放送をまんべんなくよろしくお願いしま～す。<br /><br /><strong><blockquote>[Season 1]<br /><br />第1話  警視総監室にダイナマイト男が乱入！ 刑事が人質に！！犯罪の影に女あり…<br />第2話  教授夫人とその愛人<br />第3話  秘密の元アイドル妻<br />○第4話  下着泥棒と生きていた死体<br />○第5話  目撃者<br />○第6話  死んだ詐欺師と女美術館長の指紋<br />○第7話  殺しのカクテル<br />○第8話  仮面の告白<br />第9話  人間消失<br />○第10話  最後の灯り<br />○第11話  右京撃たれる～特命係15年目の真実<br />○最終話  特命係、最後の事件<br /><br />[Season 2]<br /><br />○第1話  ロンドンからの帰還～ベラドンナの赤い罠<br />○第2話  特命係復活<br />○第3話  殺人晩餐会<br />○第4話  消える銃弾<br />○第5話  蜘蛛女の恋<br />第6話  殺してくれとアイツは言った<br />○第7話  消えた死体<br />○第8話  命の値段<br />第9話  少年と金貨<br />○第10話  殺意あり<br />○第11話  秘書がやりました<br />○第12話  クイズ王<br />○第13話  神隠し<br />第14話  氷女<br />○第15話  雪原の殺意<br />○第16話  白い罠<br />第17話  同時多発誘拐～消えた16人の子供達<br />○第18話  ピルイーター<br />○第19話  器物誘拐<br />○第20話  二分の一の殺意<br />○最終話  私刑～生きていた死刑囚と赤いベルの女<br /><br />[Season 3]<br /><br />○第1話  双頭の悪魔<br />○第2話  双頭の悪魔II～堕天使<br />○第3話  双頭の悪魔III～悪徳の連鎖<br />○第4話  女優～前編～<br />○第5話  女優～後編～<br />○第6話  第三の男<br />第7話  夢を喰う女<br />第8話  誘拐協奏曲<br />○第9話  潜入捜査～私の彼を探して!<br />○第10話  ゴースト～殺意のワイン<br />○第11話  ありふれた殺人<br />○第12話  予告殺人<br />○第13話  警官殺し<br />第14話  薔薇と口紅<br />○第15話  殺しのピアノ<br />第16話  人間爆弾<br />○第17話  書き直す女<br />○第18話  大統領の陰謀<br />○最終話  異形の寺<br /><br />[Season 4]<br /><br />○第1話  閣下の城<br />○第2話  殺人講義<br />○第3話  黒衣の花嫁<br />○第4話  密やかな連続殺人<br />○第5話  悪魔の囁き<br />○第6話  殺人ヒーター<br />○第7話  波紋<br />○第8話  監禁<br />○第9話  冤罪<br />○第10話  殺人生中継<br />第11話  汚れある悪戯～史上最大の誘拐事件<br />○第12話  緑の殺意<br />○第13話  最後の着信<br />○第14話  アゲハ蝶<br />○第15話  殺人セレブ<br />○第16話  天才の系譜<br />○第17話  告発の行方<br />○第18話  節約殺人<br />○第19話  ついてない女<br />○第20話  7人の容疑者<br />○最終話  桜田門内の変<br /><br />[Season 5]<br /><br />○第1話  杉下右京 最初の事件～22年前の夜の秘密<br />○第2話  スウィートホーム<br />○第3話  犯人はスズキ<br />○第4話  せんみつ<br />○第5話  悪魔への復讐殺人<br />○第6話  ツキナシ<br />○第7話  剣聖<br />○第8話  赤いリボンと刑事<br />○第9話  殺人ワインセラー<br />○第10話  名探偵登場<br />○第11話  バベルの塔～史上最悪のカウントダウン!<br />○第12話  狼の行方<br />○第13話  Wの悲喜劇<br />○第14話  貢ぐ女<br />○第15話  裏切者<br />○第16話  イエスタデイ<br />○第17話  女王の宮殿<br />○第18話  殺人の資格<br />○第19話  殺人シネマ<br />○最終話[9]  サザンカの咲く頃<br /><br />[Season 6]<br /><br />○第1話  複眼の法廷<br />○第2話  陣川警部補の災難<br />○第3話  蟷螂たちの幸福<br />○第4話  TAXI<br />○第5話  裸婦は語る<br />○第6話  この胸の高鳴りを<br />○第7話  空中の楼閣<br />○第8話  正義の翼<br />○第9話  編集された殺人<br />○第10話  寝台特急カシオペア殺人事件!<br />○第11話  ついている女<br />○第12話  狙われた女<br />○第13話  マリリンを探せ!<br />○第14話  琥珀色の殺人<br />○第15話  20世紀からの復讐<br />○第16話  悪女の証明<br />○第17話  新・Wの悲喜劇<br />○第18話  白い声<br />○最終話  黙示録<br /><br />[Season 7]<br /><br />○第1話  還流～密室の昏迷<br />○第2話  還流～悪意の不在<br />第3話  沈黙のカナリア<br />○第4話  隣室の女<br />○第5話  顔のない女神<br />○第6話  希望の終盤<br />第7話  最後の砦<br />○第8話  レベル4～前篇<br />○第9話  レベル4～後篇・薫最後の事件<br />○第10話  ノアの方舟～聖夜の大停電は殺人招待状!<br />○第11話  越境捜査<br />○第12話  逃亡者<br />○第13話  超能力少年<br />○第14話  男装の麗人<br />○第15話  密愛<br />○第16話  髪を切られた女<br />○第17話  天才たちの最期<br />○第18話  悪意の行方<br />○最終話  特命</blockquote></strong><a name="more"></a>

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<title>新刑事コロンボ「殺人講義」(2009/9/22)</title>
<description> 僕のＤＶＤレコーダーには、３０時間以上も「刑事コロンボ」が録画されている。ＢＳ－Ｈｉで毎週放送しているからだ。といっても、同じように「相棒」も録画していて、第７シーズンに至るまでほとんど見てこなかった遅れを、今更ながら取り戻そうと再放送をとりまくり見まくりしているので、なかなか２時間枠のコロンボを見る暇がない。 その上、「新」がつくコロンボは当たり外れがあるという話なのだが、タイトルからどれが見応えあるかはわからない。その意味では、今回の作品は見覚えがあるので少し安心だ。確...</description>
<dc:subject>ＴＶダイアリー</dc:subject>
<dc:creator>アスラン</dc:creator>
<dc:date>2009-10-09T13:08:49+09:00</dc:date>
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　僕のＤＶＤレコーダーには、３０時間以上も「刑事コロンボ」が録画されている。ＢＳ－Ｈｉで毎週放送しているからだ。といっても、同じように「相棒」も録画していて、第７シーズンに至るまでほとんど見てこなかった遅れを、今更ながら取り戻そうと再放送をとりまくり見まくりしているので、なかなか２時間枠のコロンボを見る暇がない。<br /><br />　その上、「新」がつくコロンボは当たり外れがあるという話なのだが、タイトルからどれが見応えあるかはわからない。その意味では、今回の作品は見覚えがあるので少し安心だ。確か新コロンボシリーズを日本テレビで初放送した際に、何本か見た中の一本だ。先日見たスピルバーグの若き日の姿とみまごう映画監督の犯罪の回や、セラビストが娼婦に扮して愛人を殺害する回などとあわせて、よく記憶している。<br /><br />　脳天気な大学生二人がコロンボをだまして、自ら企てた教授殺害を別の容疑者の仕業と見せかける。ロバート・カルプが特別ゲストとして出演していて、旧シリーズの「指輪の爪あと(1971年)」の時と同様、自信たっぷりな弁護士役で登場するのは、昔からのファンへのサービスであり、お遊びだが、解決に至るプロセスはいたって平凡だ。<br /><br />　いや、コロンボシリーズらしく見せてくれてはいるが、僕が気になるのは、コロンボが自信をもって、最初から犯人に目星をつけていたと最後の最後に犯人に言い放つ得意の場面がないからだ。いや、ないどころか、要所要所で犯人の大学生二人がボロを出してくるのを見かける事で、次第に彼らを疑いだす。これはふつうの刑事ドラマでは当たり前でなんの問題はないのだが、コロンボにしてはまずいやり方だった。<br /><br />　コロンボは「能ある鷹は…」の格言通り、自らの叡智を最後の最後まで隠し持って、犯人には無能と思わせて油断させる。しかし一方で視聴者には的確に犯人を見抜いている事を知らしめておいてくれる。そして最後に完膚無きまでにたたきのめされた犯人の「いつから疑いだした」という疑問に「最初にお会いした時からおかしいと思ってました」と、胸のすくような台詞を言い放つ。この時の僕らのカタルシスは例えようがない。これが、普通の刑事ドラマと同じタイミングで犯人が分かるようでは、コロンボと言えないのだ。<a name="more"></a>

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<title>そうか、「ＥＲ救急救命室」は終わってしまったんだな。</title>
<description> 第１５シーズンで打ち留めだそうだ。第７シーズンの途中までしかしっかりとは見ていないので、見たシーズンより見ていないシーズンが追い越してしまったのか。 そもそも、ＮＨＫ－ＢＳで第１シーズンの再放送ぐらいからつきあいだした。こんな面白い海外ドラマは久しぶりだなぁと毎週楽しみにしていた。ほとんどが知らない俳優ばかりだったが、それぞれが個性的で魅力ある人物像が描き分けられているという感じがした。特に第１シーズンのキャスティングは最高で、誠実さとヒューマニティ溢れるグリーン先生に、女...</description>
<dc:subject>ＴＶダイアリー</dc:subject>
<dc:creator>アスラン</dc:creator>
<dc:date>2009-10-05T02:59:45+09:00</dc:date>
<content:encoded><![CDATA[
　第１５シーズンで打ち留めだそうだ。第７シーズンの途中までしかしっかりとは見ていないので、見たシーズンより見ていないシーズンが追い越してしまったのか。<br /><br />　そもそも、ＮＨＫ－ＢＳで第１シーズンの再放送ぐらいからつきあいだした。こんな面白い海外ドラマは久しぶりだなぁと毎週楽しみにしていた。ほとんどが知らない俳優ばかりだったが、それぞれが個性的で魅力ある人物像が描き分けられているという感じがした。特に第１シーズンのキャスティングは最高で、誠実さとヒューマニティ溢れるグリーン先生に、女性にだらしないダグ。技術はぴかいちだが、人付き合いに難のあるベントン。グリーンとの公私のコンビネーションは最高だが、トラブルメイカーの姉が足かせのスーザン。有能で臨機応変な看護婦長キャロル。そして良いとこの坊っちゃんでありながら、過酷なＥＲの現場で揉まれるインターンのカーター。<br /><br />　これだけの魅力的な登場人物がＥＲの激務をこなしていく姿を描くとともに、それぞれに抱える様々な人生模様をリアルに描いていく。そしてドラマにありがちなように、最終回でご都合主義で難題が解決すると言うことはなく、シーズンから次のシーズンへと、現実の人生同様に問題は先送りされてひたすら物語は続いていく。つまり第１５シーズンを経て遂に最終回を迎えるが、それまでにある意味でほとんどの人びとの人生模様は区切りをつけることがない。ただ、人物は「消え去るのみ」なのだ。<br /><br />　スーザンが消え、ダグが消え、キャロルが消え、ベントンが去った。第８シーズンではついに、このＥＲの象徴的存在だったグリーン先生が死をもって退場した。このときをもって僕の中のＥＲは一度終わっているのかもしれない。いや、ここまではきちんと見ようと思っていた。<br /><br />　テレビシリーズをリアルタイムに見るのはなかなかに難しい。だからＶＨＳに録画してはいたが、すぐにたまってしまう。まだＤＶＤレコーダーが普及する前の事だ。結婚してからＤＶＤレコーダーを購入した当時に、嫁さんにもＥＲの面白さを教えて仲間に引きずり込んだ。最初から見たいというので、廉価版のＥＲのＤＶＤを第１シーズンから購入することにした。そこから嫁さんと一緒に最初からボチボチと見直して、第７シーズンの前半までたどり着いた頃に、子どもを授かった。<br /><br />　それ以来、購入するのも見るのもストップしてしまった。一つには切れ目ない育児に追われ、見る暇がないこと。見ようにも、何しろ元々視聴者の不安を掻きたてるような、過酷な現実が描かれる事が多いので、時として見ると落ち込んでしまうようなエピソードもある。数回に１度は、心が揺さぶられるような暖かさに包まれる時もあるのだが、ほとんどの場合が落ち込む。１話見終わって、二人して「なんだかなぁ～」などと感じる事もよくある。それでも子どもができるまでは、やめることができず、先に先にと見ていったのだが、どうしても子育てとＥＲの両立は成り立たなくなり、ほぼ今に至っている。それでも第７シーズンはほとんど見た。<br /><br />　ＤＶＤを買うか買わないかは別として、第８シーズンのグリーン先生の最後は是非看取りたい。そして、その後のカーター君の行く末を最終回まで追っていくかどうかは成り行きしだいだ。できれば、最終シーズンに姿を現すというダグ(ジョージ・クルーニー)とキャロル・ハサウェイ(ジュリアナ・マルグリーズ)の姿を懐かしんで自分の中のＥＲを完結させたいという気もする。<br /><br />　つい最近行われた打ち上げパーティで、ベントンやジェニー・ブレの姿が見られた。グリーン先生(アンソニー・エドワーズ)は来てなかったのだろうか。来ていれば人気シリーズの功労者として、まっさきに写真に映し出されていただろう。残念だ。<a name="more"></a>

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<title>ロケハン！(2009/09/19)</title>
<description>中央線「西国分寺駅」下りホームで、東京方面をのぞむ。ちょうど線路の真上に日が沈むタイミング。刑事ドラマか、ヒューマンドラマのエンディングにふさわしいか。立川駅に着く頃には、日はしっかりと沈んでしまった。</description>
<dc:subject>ロケハン</dc:subject>
<dc:creator>アスラン</dc:creator>
<dc:date>2009-09-24T19:28:55+09:00</dc:date>
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中央線「西国分寺駅」下りホームで、東京方面をのぞむ。<br /><br />ちょうど線路の真上に日が沈むタイミング。<br />刑事ドラマか、ヒューマンドラマのエンディングにふさわしいか。<br />立川駅に着く頃には、日はしっかりと沈んでしまった。<br /><br /><img src="http://elleryqueen2.up.seesaa.net/image/CDEECDDB20090919-01.JPG" width="480" height="640" border="0" align="" alt="落陽20090919-01.JPG" onclick="location.href = 'http://elleryqueen2.seesaa.net/upload/detail/image/CDEECDDB20090919-01.JPG.html'; return false;" style="cursor:pointer;" /><a name="more"></a>

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<title>ロケハン！(2009/09/13)</title>
<description> 立川南口駅前のスカイウォークから駐輪場上空を撮る。夏の暑さのなごりと、秋の宵の冷たさがない交ぜになって、紫色の空に雲が逃げるように立ちのぼる。ウィンドレスブルー…。</description>
<dc:subject>ロケハン</dc:subject>
<dc:creator>アスラン</dc:creator>
<dc:date>2009-09-14T19:18:58+09:00</dc:date>
<content:encoded><![CDATA[
　立川南口駅前のスカイウォークから駐輪場上空を撮る。<br /><br />夏の暑さのなごりと、秋の宵の冷たさがない交ぜになって、紫色の空に雲が逃げるように立ちのぼる。<br /><br />ウィンドレスブルー…。<br /><br /><img src="http://elleryqueen2.up.seesaa.net/image/CDBCB7CA20090913-01.jpg" width="640" height="480" border="0" align="" alt="夕景20090913-01.jpg" onclick="location.href = 'http://elleryqueen2.seesaa.net/upload/detail/image/CDBCB7CA20090913-01.jpg.html'; return false;" style="cursor:pointer;" /><a name="more"></a>

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<title>仮面ライダーディケイド最終回は、あれでいいのか～。</title>
<description> いや、びっくりした。まさか、あんな終わり方をするとは思ってもみなかった。平成ライダーとひとくくりされる９人のライダーの端緒となるクーガは、まだ無名だったオダギリ・ジョーを始めとする登場人物たちの魅力と、子供向けらしからぬハードなストーリー展開で、久々に見た僕のライダー熱を再燃させた。 思えば、仮面ライダーを開始当初から見て、Ｖ３の頃がもっともはまった年代だった。お定まりの仮面ライダースナックも買って、カードも集めまくった。そんなライダー一期生も納得の出来だったのが、クーガだ...</description>
<dc:subject>ＴＶダイアリー</dc:subject>
<dc:creator>アスラン</dc:creator>
<dc:date>2009-09-11T13:01:30+09:00</dc:date>
<content:encoded><![CDATA[
　いや、びっくりした。まさか、あんな終わり方をするとは思ってもみなかった。平成ライダーとひとくくりされる９人のライダーの端緒となるクーガは、まだ無名だったオダギリ・ジョーを始めとする登場人物たちの魅力と、子供向けらしからぬハードなストーリー展開で、久々に見た僕のライダー熱を再燃させた。<br /><br />　思えば、仮面ライダーを開始当初から見て、Ｖ３の頃がもっともはまった年代だった。お定まりの仮面ライダースナックも買って、カードも集めまくった。そんなライダー一期生も納得の出来だったのが、クーガだ。しかし、その後のゲーム感覚の平成ライダーたちと、イケメンを配するママさん向けの演出についていけなくなり、次第に見なくなった。再びもどってきたのは、電王のぶっとんだストーリー展開と、これも魅力的な４体のイマジンと声優たちのコラボレーションの面白さだった。これなら、見られると思ったら、次のキバは話があっちいったりこっちいったりで、あっという間についていけなくなった。<br /><br />　そして、ついにディケイドだ。とぼけたフェースで、開始前には、歴代で一番かっこわるい仮面ライダーだと感じた人も多かったようだが、いざ始まると、これがなんともかっこいい。別のところで、時代劇のヒーローのようなかっこよさだと書いたが、まさに遠山の金さんか、木枯らし紋次郎か、というようなアウトローの魅力が感じられる。演出も冴えている。<br />　「おまえは誰だ！」<br />　「通りすがりの仮面ライダーだ、覚えておけっ！」<br />完全に時代劇でしょ。<br /><br />　うちの４歳になる息子にはまだ早かったらしくうけなかったが、僕には大ウケだった。それ以来、ずっとかかさず見てきた。９つのライダーの世界を２話ずつかけて、干渉しつづけ、ようやくヒロインのなつみが見る破滅の夢の世界に話が繋がると思ったら、いろいろと寄り道をする。シンケンジャーの世界まで行ってしまった。そのうち、最終回があれよあれよと近づいてくる。どうしたって、まだ夢の場面の謎が解かれてないぞ。なんだか、もったいない終わり方をするなぁと、なんとなく思ってた。でも、まさか、あんな終わり方をするとは…。<br /><br />　これでようやく冒頭の言葉につながった。最終回がなんと「続く」だったのだ。それも、年末に公開される仮面ライダーディケイドの新作映画に続くのだ。今やっている夏休みの映画を見ないと解決しないのかなぁ、となんとなく思っていたが、それどころの話ではない。年末の映画だよ。つまりテレビの連続ものが映画を観ないと完結しないなんて、超反則わざではないか。ふつう、ドラマだと番組改編期の春や秋にスペシャル版を放映する。あれでいいではないか。そして、それに合わせて新作映画もやる。それなら納得できる。映画は映画、テレビはテレビだ。<br /><br />　これって、「バックトゥーザフューチャー２」をロードショーで見た観客よりもショックだろうな。<a name="more"></a>

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<title>ロケハン(2009/9/4)</title>
<description> 武蔵小杉駅近くのタワービルにて。 タワービルの頭上に、雲間から怪しげに月が顔を出していた。ホラー映画か、タワービルを舞台にしたミステリーの導入部には最適だ…。</description>
<dc:subject>ロケハン</dc:subject>
<dc:creator>アスラン</dc:creator>
<dc:date>2009-09-04T12:58:41+09:00</dc:date>
<content:encoded><![CDATA[
　武蔵小杉駅近くのタワービルにて。<br /><br />　タワービルの頭上に、雲間から怪しげに月が顔を出していた。ホラー映画か、タワービルを舞台にしたミステリーの導入部には最適だ…。<br /><br /><img src="http://elleryqueen2.up.seesaa.net/image/B7EEA4C8A5BFA5EFA1BCA5D3A5EB20090903-01.jpg" width="480" height="640" border="0" align="" alt="月とタワービル20090903-01.jpg" onclick="location.href = 'http://elleryqueen2.seesaa.net/upload/detail/image/B7EEA4C8A5BFA5EFA1BCA5D3A5EB20090903-01.jpg.html'; return false;" style="cursor:pointer;" /><a name="more"></a>

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